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山原ユリアの日誌。

2007-07-16

 日々の記憶のなかでは整然と竝んで強固に見えてゐた商店街アーケードのはりぼて一枚隔てた裏側はこの地方に特有の黒灰色の重い瓦を屋根に載せた舊い木造の建物だつたりするし殊に平屋の場合には梯子を昇つた屋根裏は藏物の詰まつた納戸だつたり倉庫なんてこともザラだからそこいらは果してどうなつてしまつただらうかとやはり相當に氣掛りではあるのだが與へられる情報映像さへ伴つてゐるにも關はらずどうにも攫み處がなくて苛々させられる。